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やっぱり気になるコソボの治安


「ほんとうは楽しい」とか言うけど、実際気になるのは「楽しい」「楽しくない」よりも、「コソボ、安全?」ということだと思います。

一言でいうと、「まぁ安全」です。

「安全」の定義はいろいろあると思いますが、「コソボ」と聞いて思い浮かぶ「戦争・紛争」関係のことについては、心配いらないです。

ボスニアあたりだとまだ地雷が埋まっている場所もあるみたいですが(しかも数年前の洪水でマークしてあった場所から流れ、ちょっとどこにあるか分からなくなった、という話も)、コソボはもう大丈夫だそう。

町の中には仕返しに焼き討ちにあったセルビア系の人の家がそのまま残されていて、それが崩れかかっていて危ないな、というところがあるので、そのような建物には注意が必要です。

あと、現在コソボ国内はKFOR(ケイフォーと呼ぶ)という多国籍軍の監視下にあるので、たまに見回りの戦車や軍服を着た兵士たちの姿を見かけます。

だからといって戦時下なわけではないのでご安心を。

酷暑の昼下がりのアイスクリームをぺろぺろしてるドイツ軍や、やたらイケメンぞろいのトルコ軍とか、いろいろいます。

それよりも注意が必要なのは、町の中を走る「車」です。交通ルールはほどあってないのが実情。

特に気を付けた方がいいのは一方通行の道です。たいていの道には路上駐車の車が縦列していて道幅が半分になっているにも関わらず、対向車が来ないのをいいことに猛スピードで駆け抜ける車、多数。

あと、飲酒運転も日常茶飯事です。

スリ・置き引きはある程度の注意を払っていれば大丈夫です。

地元の人はテーブルの上に携帯電話を置いて平気でカフェでお茶していますし、ズボンの後ろポケットに財布を入れて歩く姿もみます。

ただ鞄や物を置いてレストランで席を取るのは念のためやめておいた方がいいと思います。

鞄も胸の前に抱える必要はないですが、なるべくチャック付きで中身が見えないものの方が安心です。

プリシュティナやプリズレンに関しては、夜一人で歩いていても特に問題はありません。

たまにふざけたい地元の若者に声をかけられますが、それも物取り目的とかではなくただ気をひきたいだけのものなので、適当にやり過ごせば大丈夫です。

後をつけられるとか脅されるなどということはないと思います。

ぼったくりの類は、たまによくわからないレベルであります。

わたしがよく行くケーキ屋は、あるおじさん(たぶん店長)から買うと80セントなのが、他の若い店員からかうと1ユーロになります。

ぼったくられているのか、店員同士で値段のコンセンサスがとれてないのか。

たぶんぼられてるんだと思うんですが、その金額が「そこぼる?」くらいのレベルなのでわたしは放っておいています。

気になる方は一度聞いてみてもいいと思います。

タクシーはメーター式です。

メーターに小細工するほどのテクはないので、メーターの金額を信じていいです。

プロテスト(政府に対する抗議行為)はたまにあります。特にプリシュティナの中心地で開催されるものが多いです。

プロテストはたいてい事前に告知されて行われるので、もしその日が開催日なら宿泊する宿などで教えてくれると思います。

そういう日はプロテストの時間帯はなるべくその場所に近づかない方がいいと思います。

市民の武器は投石止まりですが、白熱すると止める側が催涙弾を使用することも多いです。

どうしても見たいという人は、テレビで実況中継があるのでそれで我慢してください。KTVで見ることができます。

これでコソボの治安に対する不安がぬぐえたかどうかわかりませんが、今のところ思いつくものをあげてみました。

また何か思い出したら随時追加します~。

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