今年もついに始まりました!
コソボを語る上で欠かせないイベント、DokuFest。
これは毎年8月にプリズレンで開かれる、ドキュメンタリー映画と短編映画の国際映画祭です。今年のスローガンは「FUTURE」。ちなみに昨年のスローガンは「CORRUPTION」。
昨年に比べるとちょっと前向きなメッセージにほっ…。
しかし上映される作品一覧にざっと目を通してみたところ、やはりというか、政治色の強い作品が大部分を占めるのは例年通り。
残念ながら今年は日本からの作品は選出されていません。
上映作品の選定基準はほとんど独善的というか、この映画祭を立ち上げた地元のおじさんが、候補作品ひとつひとつに目を通し、ほぼ一年間をかけて選んでいきます。
もともとバルカンの人って政治に対する関心がものすごく強いので、ゆるゆるふわふわキュート系の日本映画には食指が動かないんでしょうね。
上映作品のほとんどはヨーロッパかアメリカからのもので、アジアからの作品は中国とインドからのみ(だったはず)。
きりりと冴えたシャープなメッセージの作品が好まれる傾向にあるみたいです。
あ!でもポルトガル製作の映画だけど、日本の海女さんを取り扱った「AMA SAN」という映画は上映されます。
わたしは今年の夏はコソボにいないので参加できませんが、去年・おととしと参加してみて、DokuFestの時期はプリズレンを訪れる最高の時だと思っています。
それこそほんと朝から晩まで映画(と音楽)漬けになれます。
町はこれ以上ないくらい活気に満ち、いろんな国(主にヨーロッパ)からの訪問者であふれ、天気はいいし(けど日没後は冷える)、あちこちで何かが行われていて、完全に祭りです!
書きたりないですが、今日はこの辺まで。
DokuFestに関してはまたおいおい書きます。
ちなみに今年の開催期間は8月4日から12日まで。
もしバルカンにいるなら今こそコソボに行く時です!!
去年のDokuFestレポートを他媒体に書いたものがあるので、興味がある方はこちらも参照してください。