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コソボの映画事情


2日前にコソボの友人のInstagramを見ていると、プリズレンの映画館とトレインスポッティング2の写真が!

「え~!まさかコソボで早くも公開されるの!?」とメッセージしてみると、

「そうだよ!2月16日がプレミアだよ」とのこと。

う、うらやましい…。

日本公開なんてまっだまだ先の4月です…。

こういうことがあるとコソボもヨーロッパなんだな~とか思ったり。

一応世界基準で映画が公開されています。

ってか、本当、日本での公開がどの洋画もアホみたいに遅いというだけの話なのかもしれないけど。

007にしても、ミッションインポッシブルにしてもかなり早く公開されたし、

日本ではDVDスルー扱いだったフィフティーシェイズオブブラックもちゃーんと公開。

3Dもありますよ。

今週は映画館で「イギリス特集週間」なるものが催されているらしく、いつもだったら3ユーロのところが破格の2ユーロで鑑賞できる!

う、うらやましい…。

2ユーロなんていったら、ツタヤでレンタルするよりも安いんじゃないか。

コソボって、意外に知られていないですが、映画に関しては国民の水準がなかなか高いんです。

プリズレンにはヨーロッパ最古の野外映画館の一つといわれる、「キノ ルンバルディ」があったり(現在は封鎖中)、

毎年夏にはドキュメンタリー映画祭が開催されていたり。

ちなみにルンバルディの復興プロジェクトが始まり、日本にも寄付のお願いが来たみたいですが、

残念ながらお断りしちゃったみたいです。

こういった文化施設への寄付って、国の文化度とか文化に対する水準がわかるからしてほしかったのになぁ~個人的には。

まぁ寄付するに値しない、との決断が下されてしまったんでしょうねぇ、悲しい。

ルンバルディ復興には、スウェーデン(たしか)が修繕費を寄付するとのうわさ。

あと、昨年のオスカーには、外国語短編部門でコソボの映画がノミネート。

今年も「home」というコソボ映画がイギリスの映画賞で賞を獲得するなど、映画界にはなかなか明るい動きがみられます。

とにかく失業率の高いコソボ。

若者の数少ない楽しみの一つは間違いなく映画鑑賞と言えるでしょう。

まぁ、映画館に行くことは稀ですが、ストリーミングやオンライン(違法)では見まくっています。

最近日本で映画館にいったら、会場のほとんどが老人だったということに驚きましたが、

コソボでは元気いっぱいの若者が、ビール(持ち込み)片手に携帯でメールしまくり、ギャグでは大声で爆笑、

カップルは暗闇でイチャイチャ…と、各々の楽しみ方で映画を楽しんでいる姿が見られます。

限られた娯楽を特に何も考えず思い切り楽しむのって、なかなかいいなと思います。

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