世界の国歌の中で歌詞がないものとしてはスペインの国歌がよく知られていますが、
じつはコソボの国歌にも歌詞がないんです。
ってそもそも国歌があったんですね、という驚きがあるかもしれませんが…。
まぁ理由は簡単に察しがつく通り、いろんな民族(アルバニア系とかセルビア系とか)が入り混じっている国なので、
いづれかの民族に偏らないように、との配慮のためから歌詞が付けられなかったようです。
ちなみに国歌の名前は「ヨーロッパ」。
一般公募で作られました。
☝コソボの国歌です
まぁコソボの友人に聞くと、ぜんっぜんこの国歌に思い入れはないみたいですね。
じゃあどこの国の国歌なら?というのは愚問でした。
もちろんアルバニアの国歌に圧倒的な思い入れがあります(コソボのアルバニア系民族は)。
さらに、サッカーのアルバニア代表の試合などでよく流れる歌はこれです 👇
こわ~…。。。って初めて聞いたときは思いました。
前奏からしてなんでこんな攻撃的なのか…。
「アルバニアの旗は世界で一番美しい旗~」みたいな内容の歌だ、と説明されました。
でもほんと、わたしがこの歌を一番初めに耳にしたのは、アルバニアのコルチャという町で、
その日はサッカーのヨーロピアンカップの「アルバニアVSセルビア」の試合がある日でした。
バーが連なる町のメインストリートに、えらい重低音が響き渡るスピーカーが設置され、
試合が始まるまで繰り返しこの曲が流されていました。
アルバニアの国旗、アルバニアの国旗柄のTシャツやらマフラーやら帽子やらを身に着けた若者たちが
大声でこの歌を歌っているのには、ほんと恐怖以外の何も感じなかったですね。
こんなに若者から年寄りまで全員がフルで歌えて、民族意識を高揚させてくれる曲って、日本にあるのかな?