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プリズレンで断水

プリズレンでは昨日、今日(正確にはおとといの夜中から)と町の広範囲にわたって断水でした。

わたしの泊まっているホステルでは、よくお湯がでなかったり停電になったりするので、水道をひねって水が出てこなかった時は、この宿だけの問題かと思っていたら、なんと町中から水が消えていたなんて。

そんなことあまり日本では起こらないですよね(というか起こってほしくないですよね)。

町の広場には400年以上湧き続けている噴水があるのですが、さすがに昨日はそこの水も止まっていました。

町中で断水となると、かなりみんなの生活に支障をきたしているのかななんて心配していたんですが、外に出ると普段通りカフェはにぎわってるし、レストランも通常営業していました。

どうやってやりくりしてんの?とカフェのスタッフに聞いてみたら、この店では緊急にペットボトルの水を大量に買ってきて、それでコーヒーを淹れているとのことでした。

でも洗い物はできないみたい。そりゃそうか。

レストランではどうやって料理してるんだろうね~?と友人に言うと、全く興味のない感じで、「知らない」と返事されました。

そうなんです。

この現象に対してプリズレンのみなさんは、ほとんど気にしていない様子なんです。

「水、でねぇな」と口では言っていますが、その後に続けて文句を言ったり心配する態度はゼロ。

慣れているんでしょうね。

日中は夏のように暑いので、シャワーが水しか出ないのは百歩譲っていいとして(それでも本当はものすごくいやです)、水が出なくてシャワーを浴びれないのとか、トイレの水が流せないとか、そういうのはきつい!と文句(というか辛いという思い)を口にしていたのはわたしだけでした。

そういえば、かれこれ2週間くらいコソボにいますが、はじめは日本の快適さになれた体がこちらのワイルドさに順応できなくて、いろいろ体調崩していました。

まぁしばらくいたら徐々に慣れてはくるんですが、それにしても毎日こんな暮らしをしている地元のみんなはタフだな~と感心しています。

そんなのいちいち気にしていられないんでしょうね。

まぁ、なかなか彼らのようにはなれませんけど、見ていて少しうらやましくはあります。


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